FX売りの材料と買いの材料
味です。
外貨預金市場の中で売りの材料と
不動産投資買いの材料がぶつかりあってしまって、どちらにもいきづらくなってしまっている状態を「Tug of War」と呼びます。運動会の綱引きで赤組と白組の力が拮抗してしまてって、どちらにも動かないというイメージです。 今の市場は正にそういう
CFD状態になっています。実は、ここ最近もサブプライムローン
商品先物取引担保証券のようなものの
投資信託価格が下落しつづけています。また、アメリカでは普通のローンの延滞も増加してきています。 そうなれば、どうか? 当たり前の話ですが、金融機関の業績はまだまだ悪くなってくるということです。先日、アメリカの大手の証券会社リーマンブラザーズが大幅な赤字を発表していましたが、これは何もリーマンだけのことではありません。他も似たようなものでしょう。これはもちろんドル安要因。また、景気だってそんなに急に回復するわけではありませんね。ドルがガンガン上がっていくような環境でもない。 しかし、バーナンキ、ポールソン、ブッシュなど「チームアメリカ」がドルを支えると言っているわけですので、お上に逆らってまでドルを売っていくのもちょっと怖い。「前門の虎、後門の狼」にはさまれ、「綱引き」状態に入ってしまっています。 おそらくアメリカの株がまだ下がるでしょうから、強気にここから金利差を狙って円を売っていくのにも躊躇してしまう。こんな状態が続いているということだと思います。 「綱引き」状態の中、毎日でてくるいろいろな材料にあたふたする「猫の目相場」が続く..... 投稿日時 2008/06/12 08:27 | 固定リンク 2008/06/11 中国株急落 FXをやっている私たちはあまり影響がなかったのですが、実は昨日中国の株価が急落しました。代表的な指標である上海やシンセンの株式指数は何と1日で8%近くも下がってしまいました。恐ろしい... 中国では、去年から物価が急騰して庶民の生活が苦しくなってきています。中国国民の不満も段々爆発寸前になってきているようです。これは放ってはおけないということで、中国の政府もインフレ退治に取り組んでいます。 具体的にはというと、今年物価の上昇を止めるために、まず金利を引き上げてきました。また、輸入の値段を下げるために人民元も強くさせるように誘導してきたわけです。しかし、金利を上げたり、人民元を強くすれば、中国の輸出企業には打撃です。そのため、中国株がずっと下がってしまってきていました。 ここで、また弊害が発生。 今度は中国の個人投資家の怒りが爆発。慌てた政府は、4月に株の取引をする際に払う印紙税を0.3%から0.1%に引き下げ、株式市場にお金を呼び込もうとしました。ネットで「中国政府万歳!」との書き込みが増えたのはこの時期でした。 しかし、それも所詮、小手先の対策で、本当の問題は何も解決されていません。それがまた噴出してしまったのです。株価は印紙税を下げた前のところまで下がってしまっています。 北京オリンピックを控えて、またまた中国には難問が降りかかってきています。 投稿日時 2008/06/11 11:48 | 固定リンク 2008/06/10 ポールソン言った!! 昨日は、アメリカのポールソン財務長官が 「(為替介入)の可能性を排除しない」と言ったことにみんなが驚いてドル買いを一生懸命買いました。 ユーロドルの動きを見ると、ここ1週間文字通り「乱高下」をしています。最初は、バーナンキFRB議長が金利をもう下げないという感じの話をして、しかも「ドル安心配」とも。これにびっくりして、みんなユーロ売りドル買いをしました。 しかし、今度はトリシェECB総裁が「来月金利上げるよ...」っぽいことを言ったので、今度は慌てて、ユーロを買い、更に翌日、アメリカの雇用統計が凄く悪くなっていたのをみて、ユーロ買いドル売りに走り、週末で小休止。 週が明けると、今度はポールソンさんがドル買い介入の可能性なんていうものだから、また慌ててユーロ売りドル買いをしています。 目が回るような展開ですね。まるでオセロで白黒パタパタと入れ替わるような感じの動きです。 しかし、昨日の発言、実はある女性記者に「介入をするのか、しないのか?」と、社民党の辻本議員が小泉さんに「総理!、総理!」と迫ったかのごとく聞いたことに、しぶしぶ答えたということなので、まあ言わされたということです。こう聞かれたら、「可能性はある」としか答えようがないですよね。あまり、過剰反応しないほうがいいかも。 それにしても、円相場は安定してきました。これに関しては、ストラテジーで。 投稿日時 2008/06/10 10:52 | 固定リンク 2008/06/09 雇用統計に絶句 先週の金曜日に発表されたアメリカの雇用統計を見たとき、思わず、「ええええええ」と驚いてしまいました。失業率5.5%。何かの間違いで後で修正されるんじゃないかと疑ってしまったのですが、どうやら本当らしい。予想が5.1%で5.5%。失業率が予想とこんなに違っているのを見たことがない。多分。世界中で驚きの声が上がっているだろうなと思ったら、頭にシカゴのIMM取引所のブースの中で、みんなが絶叫しているシーンが頭に浮かびました。「これはドル売られるよな」 さて、週末の間にみんなも頭を整理して、東京市場を迎えたわけですが、アメリカの雇用環境が悪くなってくるのは、誰でも予想していたこと。ただ、今回は短期間で悪化しすぎたということ。どうやら、市場参加者も冷静な気持ちを取り戻しているようです。やはりここ1年いろんなショックがあったので、学習効果が出てきているということでしょうね。 もちろん、アメリカの景気はまだまだ悪くなりそうですが、以前のようなパニックは起きないでしょうね。 投稿日時 2008/06/09 13:06 | 固定リンク ≪ 2008年6月1日 - 2008年6月7日 | トップページ | 2008年6月15日 - 2008年6月21日 ≫ 6月8日 - 2008年6月14日 ≫ 2008/06/06 各国の金利はまちまち おはようございます。昨日はまた、2つの大きな出来事がありました。まずニュージーランドの中銀総裁 ボラードさんが、 ニュージーランドは景気が悪くなってきて、多分物価も下がるから年内に利下げしようかなと言ったんですね。ニュージーランドドルは金利が高いので魅力があるわけで、それが金利が下がるとなると「まずいまずい」といって投資家がNZドルを売ったわけです。しかし、考えてみれば、年内ってまだ7ヶ月もあるので、あまり慌てることはなさそう。先のことは心配しておいたほうがいいですが。 ECB。トリシェさん。遂に言いました。来月利上げすると...バーナンキさんがその前の日まで「ドル安が嫌だ!」と言ったことでユーロ安ドル買いが進んでいたところへのカウンターパンチ。これは効きました。ユーロを売っていた人はノックアウトです。 オーストラリアは金利が上がりそうですし、イギリスはどちらでもなく、カナダは金利を下げそう。それぞれの国が少しバラバラになってきました。 基本は金利が上がっていきそうな通貨買いです。 それにしても日本は全く金利の話出てこないな... 投稿日時 2008/06/06 11:33 | 固定リンク 2008/06/05 バーナンキ再び おはようございます。今日もオンラインセミナーがあり、約1000名の方のご参加がありまして、大変有難うございました。今月は外為どっとコムさん、セミナー強化月間ということで、いつもやっているQ&Aセミナ−がありませんので、それを兼ねてセミナーをやりましたが、さすがに時間が全く足らず、質問に全部お答えできませんした。すいませんでした。また、別の機会にお答えさせていただこうと思います。 さて、昨日もバーナンキFRB議長が発言しました。「インフレ抑制が最優先」これがポイントです。サブプライムローン問題が起きた後、彼は「景気回復を最優先課題とする」と発言しました。つまり、金利を下げるよ。と言っていたわけです。それが「インフレ抑制を最優先」と表現を変えたのは、明らかに意図的で、「金利をそのうち上げるよ」と意思表示しているわけです。 為替相場は金利の変化に敏感に反応するのは、周知の事実です。それだけを考えるとドルは当面強そうだなということが想像できますね。そこまでではなくても、少なくともあまりドル安が進んでいくという環境ではなくなってきたなということは言えそうです。 今日はニュージーランドドルが下落していますが、そのあたりに関しては、会員限定のストラテジーのところでご紹介しておきます。 投稿日時 2008/06/05 09:42 | 固定リンク 2008/06/04 バーナンキ発言に市場びっくり 昨日、バーナンキFRB議長が講演会で話をしました。その中で、今の金利水準は適正であるという話をしました。つまり、これ以上金利は下げないよという意味ですね。 「また、ドル安がインフレの加速をもたらしている。私たちは心配している」という発言もしています。バーナンキさんが為替相場に関しての意見を言ったのは、おそらく初めてではないでしょうか? 日本で円安になると、海外からの輸入金額が上がってしまいますね。最近はユーロ高円安でヨーロッパのブランド品もすごく高くなってしまいました。 これと同じで、アメリカでも自分の国の通貨が弱くなる、つまりドル安になると海外からの輸入品の値段が上がってしまいます。アメリカでも日本同様、物の値段が上がって、庶民が困っています。特に自動車大国のアメリカではガソリンの値上がりは深刻です。最近ドルが安くなると原油が上がるという関係が見られていたので、それにも配慮をしての発言ということだったのでしょう。 金利は当面下げない。ドル安を心配していると言われてしまえば、ドルが下がると思って売って人にはたまったものではありません。「まずい、まずい」といってみんなドルを買い戻していたというのが昨日の動きでした。 だからといって、ドル買い介入などの実弾を使うつもりもないようなので、この発言の効果がどの程度持続するかはまだわからないですが、ちょっとドルを売りにくくなったなという印象は残しました。 投稿日時 2008/06/04 11:58 | 固定リンク 2008/06/03 アメリカとイギリス 昨日は、イギリスのB&Bという金融公社の代表が交代して、同時に増資を発表しました。これで、またイギリス大丈夫か?というムードが高まりました。イギリスでは去年、ノーザンロックという金融機関が経営困難で国有化され、市場の混乱を招きました。それをまたみんな思い出したわけです。 また、アメリカの大手格付け会社S&P社がメリルリンチ、リーマンブラザーズ、モルガンスタンレーなど名だたる証券会社の格付けを